ショッキングな資料

火曜日の授業では、戦後沖縄、アメリカ世の沖縄について語りました。
米軍支配下の社会がいかに理不尽なことが続き、酷い時代だったかを伝えたのですが、よりリアルに理解できるよう、
さんざん迷った末に、配付資料の中に１９６５年に起きた米軍車両に女児が轢き殺された直後の写真を載せました。
授業を終えて数日経っても、まだこの資料を提示して良かったのか揺れています。
でも、学生たちのコメントシートには、このショッキングな写真資料から読み取ったことを率直に書いている学生が多くいて、また、この資料を提示したことを評価する意見もかなりあり、良かったのだと思うようになっています。
なにより、この機会がなければ、彼らのほとんどが、一生この事件について知ることはなかっただろうし、この時代についても実感することはなかっただろうと思いますので。