2021年10月12日

勝った勝ったと喜んでばかりはいられない

愛知県から高江への機動隊派遣についての訴訟で、原告勝訴の判決が出て、こちら(名古屋)では喜びに浸っています。
確かに、高江・辺野古をめぐる訴訟において、工事に反対する市民側、あるいは沖縄県側が負け続けてきた中で、たぶん、初めて勝訴判決が出たものですから、喜びもひとしお、というのはわかります。
私も、とても良い判決、画期的な勝利、だと思います。

でも、いつまでも喜んでばかりはいられないと思っています。
今回の判決は、一言で言えば、手続きに問題があった、として原告勝訴になったに過ぎず、高江の工事や警備そのものに裁判所が否定的な立場を示したというわけではないと私は思います。
つまり、本質的な判決ではなく、傍系訴訟における原則確認にすぎないのです。
これを、本質的な勝利につなげていく努力は、今まで以上にエネルギーをついやさねばならないのです。
そのことを、原告側はもっと明確に支援者につたえるべきです。



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Posted by 干瀬のまれびと at 22:47│Comments(0)基地問題日記
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