2022年07月27日

沖縄戦の証人がまたひとり・・・

渡嘉敷島で起きた「強制集団死」の生き証人金城重明氏が亡くなられた。
またひとり、沖縄戦の証人を失ったことになります。
残念です。
金城氏とは二度お目にかかり、かなり長時間お話しを伺う機会をいただきました。
16年前の夏、某女子大の沖縄スタディツアーを引率した際に、那覇の教会で2時間ほどお話しいただいたのが最初です。
ご著書で、金城氏の体験については存じておりましたが、直に伺う体験談は、それはもう衝撃的でした。
淡々とお話しになるので、ことさらに強く伝わってきたのを覚えています。
二度目は、その2年後に名古屋に来ていただいて、大勢の高校生にお話しをしていただいた際でした。
この企画は、私がコーディネートしたもので、中部空港にお迎えに行き、3日間お付き合いいたしました。
すでに、少しお身体が不自由になられていましたが、記憶は明晰で、やはり淡々と高校生たちに語りかけておられたのが印象的でした。

それからお会いする機会がなく時が過ぎ、ついに二度とお会いできなくなってしまいました。
もう一度お会いして、沖縄戦をどう伝えていくかについてお考えを伺っておくべきであったと、悔やんでいます。。。


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Posted by 干瀬のまれびと at 01:36│Comments(0)平和教育日記ひと
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