2018年04月02日

損失

昨日の今頃、訃報に接しました。。。
新崎盛暉氏の他界は、現代沖縄研究に、またもや大きな痛手となりました。
研究のみならず、運動にも少なからず影響を及ぼすでしょう。
大田昌秀亡き後、現代沖縄研究・基地問題研究、沖縄のアイデンティティの発信、などにおいて先頭に立っていただかなければならない存在だったのが、大田氏没後半年余りで新崎氏も旅立たれて、精神的な支柱を失ったも同然です。

新崎氏の謦咳に接したのは1度きりです。名古屋に講演にいらしたときに、講演の前後に一対一でしばしお話した、それ一度だけです。講演のあとのディスカッションで、私が司会をしたような気もしますが、そこは記憶がおぼろげです。。。
まったく飾らず普段着的で、気さくな方でした。
『沖縄現代史』をはじめ、多くの著述で、鋭い指摘をされるの氏の姿勢と、実際のお人柄とのギャップに驚かされた記憶があります。
研究者はかくあるべし、と教えられたような気がしたものです。
それと、沖縄大学で新崎氏の後継者となるはずだったY氏の早すぎる死を、ともに嘆いたことは明確に覚えています。

大田氏もそうですが、新崎氏も幸い多くのj著述を遺されましたので、後進の我々は、そこからさらに教えを乞い、受け継いでいかねばなりません。



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Posted by 干瀬のまれびと at 00:11│Comments(0)追悼日記
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